eスポーツ大会とは?
eスポーツ大会とは、コンピューター技術系企業や街のゲームショップ、ゲームセンターなどが主催するeスポーツのイベントです。
eスポーツの国際大会は、大きなコンピュータ技術系企業がスポンサーとして提供しているものが多く、大会への旅費や会社の製品の提供なども賄っています。
eスポーツの日本大会は、JeSU(一般社団法人日本eスポーツ連合)が主催する大会や街のゲームショップが主催する大会など、さまざまなイベントが開催中です。
eスポーツ大会はタイトル&ジャンル別に開催
eスポーツ大会は、タイトル&ジャンル別に開催されています。
たとえば、2018年にインドネシアで開催された「2018年アジア競技大会」では、大会史上初めて公開競技として採用され、下記6種目が行われました。
- ウイニングイレブン 2018
- クラッシュ・ロワイヤル
- StarCraft II: Legacy of the Void
- ハースストーン
- League of Legends
- Arena of Valor
eスポーツ大会は、ひとつのタイトルで開催される大会やひとつのジャンルで開催される大会が多いのが特徴です。
eスポーツ大会の参加方法
eスポーツ大会の参加方法は、個人またはチームを組んで大会へエントリーすることで参加できます。
各eスポーツ大会により、参加方法や参加条件、賞金などが大きく異なるため、事前に調査しておくことが大切です。
近年は、各eスポーツ大会や主催者の公式サイトに設置されたエントリーフォームから応募するのが主流です。
主要なeスポーツ大会は素人が参加できるレベルのものはなく、プロゲーマーのみが参加できる大会がほとんどのため、まずはプロゲーマーに昇格することが条件です。
eスポーツに選手として参加するのではなく、ブックメーカーから賭ける方法もあるため、自身に合った方法で参加することもできます!
世界で開催されているeスポーツ大会の種類7つ
- Esports World Cup(EWC)
- エレクトロニック・スポーツ・リーグ(ESL)
- FIFAeワールドカップ
- Evolution Championship Series
- World Cyber Games
- ESWC
- インテル・エクストリーム・マスターズ
ここからは、上記7つの国際eスポーツ大会を詳しく紹介します。
1. Esports World Cup(EWC)
Esports World Cup(略称:EWC)は、毎年7月から8月にかけて開催されているEスポーツ世界大会です。
エーペックス・レジェンズやフォートナイトなどのFPS・TPS、リーグ・オブ・レジェンドなどの戦略性が勝利の鍵を握るMOBA、一瞬の判断力が必要となるストリートファイター6など、世界的に人気のある競技タイトル・競技種目に選ばられています。
EWCの会場はサウジアラビアのリヤド、開催国であるサウジアラビアが主催を務め、世界各国で行われた予選大会を勝ち抜いた実力者のみが参加権を獲得できるハイレベルな大会としても知られています。
2024年大会では賞金総額が6,000万ドル(約94億円)とEスポーツ史上最大の賞金額が話題を集めました。
日本からもさまざまなチームやプロライセンスを持つEスポーツ選手が参加し、オーバーウォッチ2部門やストリートファイター6部門で好成績を残して高額の賞金を手にしたことがニュースになりました。
2. エレクトロニック・スポーツ・リーグ(ESL)
エレクトロニック・スポーツ・リーグ(ESL)は、2000年に設立されたドイツのeスポーツ運営会社です。
ESLは最も古くから運営されているeスポーツ企業のひとつで、世界各国で国内・国際大会を開催しています。
ESLには11の支店があり、ドイツ以外の国にもテレビスタジオを保有しており、eスポーツ大会の模様は主にX(旧:Twitter)で実況中継されています。
主に「インテル・エクストリーム・マスターズ(IEM)」「ESL One」「ESLプロリーグ」「各国の国内選手権」のeスポーツ大会を開催中です。
3. FIFAeワールドカップ
FIFAeワールドカップは、国際サッカー連盟(FIFA)とEAスポーツが主催するeスポーツ大会です。
EAスポーツとは、1991年にエレクトロニック・アーツ(EA)が設立した、スポーツゲームを専門とするコンピューターゲームのブランドのこと。
FIFAeワールドカップでは、サッカーゲームであるFIFAシリーズを使用し、国および地域を勝ち抜いた選手が出場して行われるeスポーツの国際大会です。
2004年にチューリッヒで第一回大会が開催され、2018年大会の優勝者は「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ」の式典にも招待され、優勝賞金として25万ドルを獲得しています。
4. Evolution Championship Series
Evolution Championship Series(略称:EVO)は、コンピュータゲームの人気ジャンル・対戦型格闘ゲームのeスポーツ大会・eスポーツの祭典です。
EVOのeスポーツ大会は複数のメイントーナメントとサイドトーナメントで構成され、種目に使用されるゲームは毎年変わります。
ダブルイリミネーション制を採用しているため、1度負けてもルーザーズブラケットで勝ち抜くことができれば優勝は可能です。
各トーナメントには賞金が設定されており、参加者の人数により賞金額が変わるのが特徴。
eスポーツ大会の参加費用から10ドルが賞金額に割り当てられる仕組みのため、参加者が多ければ多いほど、賞金額も跳ね上がります。
一般的なeスポーツ大会と比べると参加費用が少し高額という意見もありますが、参加者は会場内に設置された膨大な数のアーケードゲームを無料でプレイできるなどの特典を得られます。
人気ゲームタイトルは、予選からYoutubeでライブ配信が行われ、世界中から数多くの視聴者を集めています。
アメリカで開催されている本家EVOに加えて、すでに複数回開催されているEVO Japan、さらにフランスやシンガポールと、続々と派生大会の開催が発表されています。
5. World Cyber Games
World Cyber Games(略称:WCG)は、世界中のeスポーツ選手が複数のゲームタイトルにおいてさまざまな競技を行う国際的なeスポーツ大会です。
「eスポーツオリンピック」としても知られ、オリンピックの伝統的なスポーツ大会に倣い、大会では開会式が行われ「金メダル」「銀メダル」「銅メダル」を目指してさまざまな国の選手たちが競い合います。
eスポーツ大会は毎年別の都市で開催され、すべての大会に観客席が設けられていますが、インターネット上の動画共有サービスでも観戦できます。
6. ESWC
ESWC(eSports World Convention)は、2003年から開催されているeスポーツ大会です。
大会の運営はフランスの企業であるゲームズ・ソリューションが担当しています。
ESWCは各国の予選を勝ち上がったものがグランドファイナルに出場し、各ゲームの上位入賞者に賞金が与えられます。
7. インテル・エクストリーム・マスターズ
インテル・エクストリーム・マスターズ(略称:IEM)は、世界各国で開催されるeスポーツの国際大会シリーズです。
ESL公認の大会で、世界最大手の中央処理装置(CPU、MPU)および半導体素子のメーカー「インテル」がスポンサーを務めています。
インテル・エクストリーム・マスターズは2006年に設立され、2008年からトーナメント地域が「アジア」「北米」「ヨーロッパ」の3つになり、各地域でトーナメントが開催されています。
日本で開催されているeスポーツ大会の種類
日本国内で開催されているJeSU主催のeスポーツ大会の一覧を10種類紹介します。
eスポーツ大会名 | タイトル名 |
---|---|
東京eスポーツフェスタ2022 | 「eBASEBALL プロ野球スピリッツ」シリーズ |
eSPORTS国際チャレンジカップ〜日本代表 vs アジア選抜〜 | オーバーウォッチ |
STAGE:0 eSports High-School Championship 2022 | クラッシュ・ロワイヤル |
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI | グランツーリスモSPORT |
日本・サウジアラビアeスポーツマッチ(JAPAN ROUND) | THE KING OF FIGHTERS XIV |
THE KING OF FIGHTERS XIV 第18回アジア競技大会 ジャカルタ・パレンバン eスポーツ 日本代表選考会 | StarCraft II: Legacy of the Void |
東アジアeスポーツチャンピオンシップ | Dungeon & Fighter(アラド戦記) |
東京ゲームショウ2018 e-Sports X | 「FIFA」シリーズ |
WSL2021 日本代表決定戦 | プロスタ |
World Electronic Sports Games(WESG)2018-2019 Japan Division | Vainglory |
eスポーツ大会まとめ
eスポーツゲームの大会は、日本国内や世界各国で盛んに開催されており、上位入賞を果たすことで高額な賞金を獲得できます。
eスポーツ大会で活躍したい方は、まずプロゲーマーの仲間入りを果たし、好きなジャンルや得意なタイトルのゲームを練習し続けることが大切です。
よくある質問
eスポーツ大会に参加するだけでなく、ブックメーカーを利用して大会をさらに楽しむこともできます。試合の勝者予想や特定のプレイヤーの成績にベットすることで、大会を応援しながらリターンを狙えます。
日本国内では「RAGE」や「JeSU主催大会」、そして「東京ゲームショウeスポーツ大会」などが人気です。ブックメーカーが賭け市場を提供することも多く、大会の結果やプレイヤーの活躍に賭けることで、さらに楽しむことができます。
大会によって賞金額は大きく異なりますが、世界的な大会では数百万ドルの賞金がかかることもあります。ブックメーカーを利用して大会の結果に賭けることで、自分の予測が当たれば大きな利益を得ることができます。
大会で成功するためにはゲームのスキルが不可欠ですが、ブックメーカーを利用する際にもプレイヤーの能力やチームの戦略を知っておくことが重要です。選手の最近のパフォーマンスや過去の対戦成績をチェックし、それに基づいて賭けることが勝利のカギになります。